『ジョン・ウィック:パラベラム』坂本浩一&てらさわホークが“ジョン・ウィックのココがスゴイ!”を熱弁! 「キアヌはジャッキー・チェン化している(笑)」 超絶アクション実演解説に観客唖然!

【ストーリー】
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を厳守する組織からの粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。
しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばしていた………

【以下プレスリリース文掲載】

“殺し屋を始末する殺し屋”“1本の鉛筆で3人を瞬殺”など、数々の伝説と共に裏社会を震撼させてきた最強の殺し屋の壮絶な復讐ーキアヌ・リーブスがみせる、銃と体術を組み合わせたキレ味鋭い流麗なアクション:ガン・フーと、独自の世界観が全世界を熱狂させ大ヒットとなった『ジョン・ウィック』シリーズ。

前作から2年、スタエルスキ監督との『マトリックス』コンビが生み出す過剰なまでのアクションも、おなじみのメンバーに加え、新たにハル・ベリーも参戦した超豪華キャストも驚異の進化を遂げて帰ってくる!愛犬を奪ったロシアンマフィアを崩壊させ、思い出の我が家を爆破したイタリアンマフィアも壊滅。復讐の果てに、裏社会の掟を破った伝説の殺し屋ジョン・ウィック。反逆の逃亡者となった男に襲いくる最強の暗殺集団を前に、その伝説に終わりの時が迫る…。新次元を切り開いたノンストップ・キリングアクションが究極の進化を遂げて、遂に壮絶なクライマックスへ!

この度、本作の公開を記念してシリーズ3作イッキ見オールナイト上映を開催。上映前には「ジョン・ウィック」シリーズに精通する映画監督の坂本浩一と映画ライターのてらさわホークが登壇し、アクション映画を代表するシリーズとなった「ジョン・ウィック」の魅力を語った。さらに、スタントマンとしての経歴も持つ坂本がいかに本シリーズのアクションが凄いのかを実演を交えて解説する一幕も!

<イベントレポート>

いよいよ10月4日(金)よりシリーズ最新作が公開されることを記念して開催された本イベント。公開より一足早く鑑賞できる機会とあって、ジョン・ウィックさながらのスーツスタイルや、コスプレに身を包んだ熱心なファンが集結した。上映前には「ジョン・ウィック」シリーズに精通する映画監督の坂本浩一と映画ライターのてらさわホークが登壇し、トークショーを実施。これからシリーズ3作をイッキ見する観客にてらさわは「これからみなさんはジョン・ウィックがいったい何人を血祭りにあげるのか数えるんですね(笑)」と、本シリーズの楽しみ方の一つとして定着した、ジョン・ウィックが劇中で殺した敵の人数を数える“キルカウント”にちなんだコメントで観客の笑いを誘った。

いまやアクション映画を代表するシリーズとなった「ジョン・ウィック」の魅力について坂本は「アクションとストーリーが混ざり合っていて、すごいおもしろい。ここからアクションで、ここからドラマ、となるのではなく、アクションありきのドラマであり、ドラマありきのアクションになっているんです」とアクション映画監督ならではの視点で語れば、てらさわは「キアヌの人柄が反映されていて、役を超えて本人そのままなんではないかと思ってしまいますよね(笑)」とジョン・ウィックを演じるキアヌ・リーブス本人のキャラクターが活かされていることに言及。また、本シリーズが『96時間』『イコライザー』などとともに“ナメてた相手が実は殺人マシーンでした”映画とも呼ばれていることについて、てらさわは「実は誰もジョン・ウィックのことをナメていない。あいつはホントにヤバいぞ!と(笑)。それが新しかったですね」と同ジャンルのなかでも特異な存在であると指摘した。

キアヌとともにシリーズを大ヒットに導いた立役者のチャド・スタエルスキ監督とは、ともにスタントマンとして活動していた時代からの古くからの友人であるという坂本は「アメリカで活動を始めた20代のころからの知り合いで、同じ映画に出演したりしていました。そのチャドがついに映画を撮ると聞いてすごい楽しみにしていて、実際にみたら本当に面白くて。嬉しい反面、悔しかったですね(笑)」と、シリーズ第1作目『ジョン・ウィック』公開当時の思いを語った。また、ほかのアクション映画との違いについては「カット割りが少なくて、ワンシーンが長い。それは、どうやってジョン・ウィックが敵を倒していくかという戦術を見せるためで、ごまかしたくないからだと思います。銃の扱いについてもリロードの動作ひとつまでこだわっていて、最新作でもカッコいいリロードシーンがあるので注目してください」とスタントマン出身であるスタエルスキ監督ならではの、アクションへのこだ

わりが違いを生んでいると解説。加えて、「チャドはキアヌの動きを熟知しているので、どうやったら彼が一番魅力的な動きを見せられるかを考えてアクションを構築しているんです。ちなみに、『マトリックス』のときにキアヌはスタントチーム全員にハーレーをプレゼントしていて、チャドも貰ったそうです(笑)」とキアヌの“いい人”エピソードを交えつつ、「マトリックス」シリーズで監督がキアヌのスタントマンを担当して以来の二人の盟友関係についても紹介した。

さらに、新たに本作で試みた犬とのアクション“ドッグ・フー”については、MCよりハル・ベリーがドッグトレーナーとして、数カ月に及ぶトレーニングを積んで撮影に臨んだというエピソードが紹介され、坂本は「撮影現場ではすべてハル・ベリーが犬に指示を出していたそうです」と裏話を明かすと、てらさわは「もはや演技とはなにか、ということを考えさせられますね」と脱帽。坂本は「キアヌは今年で55歳だが、30代後半を過ぎると普通はアクションスキルを現状維持するだけでも大変。トム・クルーズもそうだけど、みんなジャッキー・チェン化していますよね(笑)」と俳優陣の努力を称えた。

後半には本シリーズで採用されているアクションを坂本が観客を相手に実演する一幕も。柔道や合気道など日本の武術や、今回新たに取り入れたインドネシア発祥の武術シラットなど、世界各地の武術を組み合わせた実践的な格闘術を解説を交えながら披露すると、あまりの高速技に観客は唖然。劇中さながらの本格アクションにどよめき交じりの大きな拍手が送られていた。

最後に、「マーク・ダカスコス率いるニンジャ軍団が登場したり、新たな趣向のアクションも加わって進化しているので見どころが増えています。毎回アクションのシチュエーションが違って、(上映が)朝早くても全然眠くならずに楽しめると思います」(坂本)、「今回は八方塞がりで追い詰められた状態から始まるんですが、ある序盤のシーンのジョン・ウィックのヤケクソ感をぜひ見てほしいですね。あそこでグッと掴まれました(笑)」(てらさわ)とそれぞれが本作の見どころを語り、盛況のうちにイベントは終了した。

監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス/ハル・ベリー/イアン・マクシェーン/ローレンス・フィッシュバーン/マーク・ダカスコス/アンジェリカ・ヒューストン
配給:ポニーキャニオン
原題:JOHN WICK:CHAPTER3 PARABELLUM(2019/アメリカ)レーティング:R15
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公式HP:johnwick.jp
公式Twitter:@johnwickjp

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