映画

『惡の華』公開記念舞台挨拶レポート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【ストーリ―】

あの夏、僕は仲村さんと出会い、リビドーに目覚めた。

山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった・・・。

仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。

そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう・・・

【以下プレスリリース文掲載】

この度、累計発行部数300万部を記録する押見修造の人気コミックを原作とした、映画『惡の華』が全国公開いたしました。

鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは、今最も勢いに乗る若手俳優の伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役には、「ViVi」の専属モデルを卒業後、女優として大躍進を続ける玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には、雑誌「ニコラ」で注目を浴びた16歳の次世代モデル、秋田汐梨が数百人以上のオーディションを経て大抜擢されました。そして、今回初の映像化となる高校時代、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に、モデル、女優と大活躍中の飯豊まりえが扮するなど、最旬キャストの共演も見逃せません。

原作「惡の華」は、別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、「このマンガがすごい!2011」にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされ、コミック連載中にはテレビアニメ化・2016年に舞台化を果たしました。そして今回、原作者の逆指名によりメガホンをとったのは井口昇監督。瑞々しいタッチで青春を描き続ける岡田麿里の脚本との化学反応が見事に生まれ、思春期に、今、苛まれているすべての少年少女と、かつて思春期に苛まれたすべてのかつての少年少女に捧げる映画が誕生しました。

押見修造による累計発行部数300万部突破の人気コミックを映画化した『惡の華』公開記念舞台挨拶が行われ、主演の伊藤健太郎、玉城ティナ、共演の飯豊まりえ、秋田汐梨、原作者の押見修造、そして井口昇監督が参加した。

思春期の暗黒面を体現する春日高男役の伊藤は「中学生役と聞いて、これは大変な作業になると思った」とオファー時を振り返りながら「今までやったことのない役柄だったので、役者としてやっていく上で大きなものになるだろうと感じました」と気合十分。出来栄えについては「僕としてはやるべきことをすべて出し切って、それを素敵に切り取って編集してもらえたので、最高でした」と胸を張った。

春日の中に自分と通ずる何かを見つけ執拗につきまとう仲村佐和役の玉城は「原作でも圧倒的な存在感のある役柄なので、私が演じることによってプラスになる要素があればいいと思った。漫画を参考にしつつ、演じる上ではとらわれ過ぎないように心掛けました」と工夫を明かし「仲村に出会えてよかった」とシミジミ。押見氏から「僕の中ではもはや“仲村佐和”ではなく“玉城佐和”になっている」と伝えられると、玉城は「嬉しくて震える」と恐縮していた。

文学好きが高じて春日と交流を深める常磐文役の飯豊は、「なるべく『惡の華』ファンに違和感なく、邪魔しないように見てほしいと思った」

そうで、玉城演じる仲村とのリンクも意識し「ニャハ!という笑顔にはこだわって、ティナの演じた仲村のニャハ!という笑い方に近づけようと、健太郎君の目の前で何度も練習していました」と工夫を明かした。

春日が片想いするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役の秋田は「玉城さんや伊藤さんのオーラが凄いので、相談も怖れ多くてできないし…」と言うと、すかさず伊藤は玉城に向かって「怖いんだよ!」とツッコむと、玉城も「なんで私なんですか!一緒です!」と応戦し、仲のよさそうなオーラを振りまいていた。撮影当時15歳の秋田に伊藤は「女優さんとしてドシッと構えていて、15歳という年齢を感じさせずにとてもやりやすかった」と賞嘆すると、玉城も「不安要素なんてまったくありませんでした」と手放しで絶賛していた。

また渾身のシーンについて聞かれた玉城は「終盤のお祭りに向かう場面は、仲村の弱さと春日の強さが入り混じるシーン。それまでに積み重ねられた関係性があっての場面なので印象的」と挙げた。一方の伊藤は「つまらない回答かもしれないけれど…全部のシーン!」と胸を張りつつ「パンツをかぶってる二宮金次郎像を窓から見ている春日のシーンは結構大事」と自ら井口監督にアプローチしたというシーンを選択。すると井口監督は「渾身のお芝居!」、押見氏も「漫画でやりたかった春日の文系不良感がバッチリ出ていました。原作者として嬉しい映画。全部わかってもらえたと思った」と太鼓判を押していた。

さらに押見氏のイラスト入りの色紙がキャスト陣にプレゼントされるサプライズ企画も実施。自らの似顔絵入りの色紙を贈呈された伊藤は「光栄なこと。嬉しい!部屋に飾ります!」、玉城は「宝物にします!」、飯豊は「汚れないようにラップで巻きます!」、秋田は「天井に飾ります!」とそれぞれ大興奮だった。

さらに本作は11月13日から20日までポーランドで開催されるファイブフレイバーズアジアン映画祭で上映されることも決定。この快挙に伊藤は「11月13日…姉貴の誕生日だ」と天然で家族ネタを差し込みつつ「時代や国、宗教など色々なものが違っても、思春期に抱えることはみんな同じ。この映画を観た海外の方々に共感してもらえる自信はある。反応が楽しみ」と海外での広がりにも期待していた。

最後に押見氏は「原作にある魂の部分を継承してもらえた。僕自身は、中学時代に観たかった映画です。観たらきっと気持ちが楽になったと思う。自分にとって大切な作品になりました」と断言。8年前から本作の企画を温めていたという井口監督は「映画が完成し、このようにみんなと一緒に舞台に立てているのが嬉しく、胸がいっぱい」と喜び「孤独な青春時代を送っている人たちの救いになってくれればいい」と映画に込めた想いをアピール。主演の伊藤は「この仕事を始めて8年くらい経ちますが、その頃から温められていた映画に今こうして主人公として立っているのが感慨深い。色々な気持ちが混ざって不思議な気持ちです」とシミジミし「誰かの背中を押してくれる作品になりました。沢山の人に観てほしい」と大ヒットを祈願していた。

伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 / 飯豊まりえ

北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか

高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾

原作:押見修造「惡の華」(講談社『別冊少年マガジン』所載) 監督:井口昇 脚本:岡田麿里

主題歌:リーガルリリー「ハナヒカリ」

製作:『惡の華』製作委員会(ハピネット ひかりTV ファントム・フィルム 角川大映スタジオ 日活)

配給・宣伝:ファントム・フィルム
©押見修造/講談社
©2019映画『惡の華』製作委員会
公式サイト:akunohana-movie.jp
twitter:@akunohana_movie

登録すると試写会チケット 情報がやたら貰えるかも!

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください