吉田と畑(編集長)が行ってきた 『アナベル 死霊博物館』4DX with screenX上映体験レポート

【STORY】
超常現象研究家ウォーレン夫妻の家に、強烈な呪いを持つ一体の人形が運び込まれた。その人形の名は、アナベル。
アナベルは地下の“博物館”で、他の呪われし品々とともに厳重に封印された。夫妻が仕事で家を空ける、ある日。娘のジュディは年上の少女のメアリー、ダニエラの3人で一夜を過ごすことに。しかし、ダニエラが“警告 決して触るな“と書かれた博物館に勝手に入り込み、アナベルの封印を解いてしまう。
それは、少女たちの想像を絶する悪夢のはじまりとなった……。
史上最強の呪いの力を持つアナベルが、数々の悪霊たちを呼び覚まし、呪われし品々を従え、少女たちに襲いかかる!

【畑編集長のレポート】

昨日この『アナベル 死霊博物館』のイベント上映に行ってきたんですよ。
僕としては「ただの『4DX with screenX』っていうけったいな上映イベントか、人生の記念イベントに行ってくるか」みたいな感覚で臨んだわけですよ。
そしたらびっくらたまげた門左衛門。夏菜さんが登壇するイベントだし、この日は映画館の中でびっくりしたら「絶叫してもいいよ」っていう本格的なイベント上映会だった。

イベントの内容はそんなに心に残らなかったんで先にざっくりと今作の「映画」のほうから感想をお話すると、「まぁいつもの『死霊館』だよね」という感じ。
シリーズを知らない人に向けて説明すると、この『死霊館』シリーズって実在した心霊研究家のウォーレン夫妻が体験した物を映画化したもので、殆どの作品が一軒家で発生しているポルターガイストを始めとした奇怪現象引き起こし、人間に害悪を撒き散らしている悪霊の退治に終始するわけ。第1作目の監督は『アクアマン』や『ワイルド・スピード』『ソウ』を手掛けたジェームズ・ワン(今作はプロデューサー)。今作はその中でも強烈な悪霊人形「アナベル」を題材にした作品で、彼女の作品自体3作目にあたるとのこと。

なんで他人事の様に行っているのかって言うと、あまりにもこの『死霊館』シリーズが寄り道しすぎちゃって、何が何処まで進んで何を見たのかさえ混乱するほどなのよ。
でも大丈夫。基本的には先も書いたように「害悪を撒き散らす悪霊を霊媒師が退治する」というだけで、他作品繋がりがあっても殆ど触れることがなく、珍しく初心者に優しいシリーズなのでどれから見ても大丈夫。ナンバリングがついていないのもそういう理由。

で、本作の話だけど、出てくる主人公3人の女の子(マッケナ・グレイス)(マディソン・アイゼマン)(ケイティ・サリフ)がお互いに仲良しな上にみんな可愛いから、パニックホラー映画なのに最後まで楽しめる作品になっていた!
お前の好みの話を聞いているんじゃないと怒られるけど、3人共みんな可愛いし、とくに性格がひねくれたキャラクターもいないから終始怪奇現象に巻き込まれると「心配する」という気持ちがこみ上げてくるわけ。マディソン・アイゼマンなんて、男の助平心をくすぐるいい衣装を来ているからスケベはみんな観に行くべし!
肝心のホラーの話だけど、アナベルはウォーレン夫妻が呪いを封印した上でコレクトした呪いのアイテムを自身の復活とともに次々に呪いを開放していくの。ジェームズ・ワンが「これはアナベル版ナイトミュージアム」なんて滅茶苦茶失礼なこと言っているけど、まさに例えはその通り。呪いのアイテムの博物館状態のウォーレン家が一つのホラーアトラクションになって、ある意味エンターテインメント作品として今年No.1な仕上がりになっている。

それに拍車をかけているのが4DX with screenX。
基本的にホラー映画の4DXって血が滴ったり、急な嵐に合わせてギミックが発動するだけで正直お金を払ってまでの面白さは無い。
ところが最近池袋にできた「グランドシネマサンシャイン池袋」という映画館はこれに両サイドまでスクリーンで覆った「screenX」を合体させた施設を作った。
これを「4DX with screenX」というのだけど、ホラー映画は基本的に密室が多いじゃない?室内の空間や雰囲気を「screenX」で存分に引き出しているから4DX の椅子の動きが発生した時に映画への没入感が何十倍にも高まるわけですよ。
特にエンターテインメント作品として仕上がった『アナベル 死霊博物館』は最高に相性が良い!

基本的に4DX体験は作品を熟知した上で体験するのがお勧めだけど、この作品はいきなり体験に入っても大丈夫!と太鼓判を押せるものでした。

【ジャンクハンター吉田 レポート】
4DX+ScreenXで観た『アナベル 死霊博物館』は、ホラーとの相性が良い組み合わせと実体験で感じた。ほとんどウォーレン家の室内で発生する怪現象ばかりなので、180度のスクリーンで味わうことにより、まさにお化け屋敷そのものを体感できるわけだ。内容はクラシカルなスタイルで恐怖描写に既視感あるも、閉鎖的空間な劇場内で観ることが『死霊館』シリーズらしいポテンシャルを大きく飛躍させている。

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