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ポンコツ野郎の人生にフリーダムファイト! by ジャンクハンター吉田 第3回 社会派ドラマ『チェルノブイリ』を観て、日本人ならば考えさせられる内容に驚愕の連続。

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HBOが製作し、5月に海外でオンエアされ話題になった『チェルノブイリ』が、9月25日よりスターチャンネルでもオンエアされるとのこと。そこで先行して全5話を観たのだが……こりゃあ凄いもんを観てしまった。物語は単純明快。人為的ミスでチェルノブイリにある原子力発電所がメルトダウンを起こしてしまい、それを隠蔽しようとする政府、その一方で多くの方々が被ばくし犠牲になっていく様子を捉えつつも現場を担当した関係者たちが真実を告発しようと試みる。

1986年4月末に発生したチェルノブイリ原発事故は平成生まれの方々は良く知らんだろうが、当時ニュースで報じられるのがとても遅かったのを覚えている。それもそのはず、ソ連政府側は未曾有の原発事故が世界中に知れ渡ると国家の威信が保たれなくなるからデリケートに扱っていたわけだ。

当時15歳だったのでテレビで報道された時、原子力発電所の爆発がなぜそんなに世界規模で危険なのか知識もないガキの筆者は、ボケーッとその報道を見ていただけに過ぎなかった。だが、オトナになるにつれ、そして格闘技関係で23歳に初めてソ連崩壊後のロシアへ行った際、チェルノブイリでの原発事故の話をグルジア(現・ジョージア)へ招聘してくれた柔道金メダリストのショータ・チョチョシビリ氏に軽々しく伺うと、神妙な顔で「この国ではなるべくその話題は人の多い場所で出しちゃいけない」と言われ、ドラマ『チェルノブイリ』を観て、盗聴や尾行が当たり前の国だからだったのかと納得。

グルジアから近い距離にあったのでチェルノブイリ原発事故現場付近へ好奇心イッパイな行きたい気持ちが強く沸き始め、チョチョシビリ氏にお願いしても「近くには軍の連中も常に沢山いるし、ましてや日本人なんかが行ったら簡単に身柄拘束される可能性あるからやめなさい」と行かせてくれなかった。バカだった浅はかさ。本心は使い捨てカメラを日本から持参していたので、現場の写真を撮って日本のメディアへ売りつけて小遣い稼ぎしようと企んでいただけだったのだが……(苦笑)。

まだソ連が崩壊して2~3年足らずだったからか、ロシアではアンタッチャブルな事案になっていたチェルノブイリ原発事故。そのイメージが物凄く現地にいた頃感じてしまったんで頭の中からしばらく消え去っていた……ところ、地震の津波による福島の原発事故が発生するまで対岸の火事的な気持ちしかなかったのが正直な部分。しかし、これを機に原子力の危険性を考え始め、そしてテロリストたちが国を亡ぼすには原発一基を奪ってしまったり破壊してしまえば簡単に混乱へ陥れることが可能との有識者の方々が訴える記事を読み、将来的にこのまま原子力に頼っていていいのかと怖くなったのも事実。





で、このドラマ『チェルノブイリ』で個人的最大の見所は地味なシーンなんだけども、強引に軍から避難(隔離)させられたせいでゴーストタウン状態になった住宅地で飼い主不在のまま取り残されて野良状態で暮らしている、かつてはペットだった犬などの動物たちを容赦なく射殺していく部分。これは胸が痛たまれなくなる瞬間で一番記憶に刻まれる映像箇所。つまり動物が被ばくしていることにより、そこからの被ばく汚染を防ぐためなのだが、この描写があるおかげで罪のない動物まで人間以外でも被害者となり犠牲になっていく人為的ミスが招いた”人間の愚かさ”を象徴しているわけだ。筆者的にこの描写がおかげで『チェルノブイリ』の評価はとても高まった。

原発メルトダウンをネタにした映画と言えば、1979年に公開されたジェームズ・ブリッジス監督作『チャイナ・シンドローム』を思い出す。これを予習的に観ておくと良いかも。製作費を集めるべく反原発主義で政治思想の強かった(今もだが)若かりしマイケル・ダグラスがプロデュース&出演を名乗り上げて作らせた渾身作。この”チャイナ・シンドローム”って言葉は、米国で原発がメルトダウンしてしまったら、その凄まじい高熱が地中を深く溶かしていき、米国の反対側に位置している中国へ辿り着くだろうとの不適切極まりないジョークから生まれた。絶対にそれはないんだけどね。





と、日本でも原発と政治は切っても切れない関係にあるのだが(これ以上書いてしまうとややこしくなるので省くが)、今では完全に反原発派な元参院議員の山本太郎氏は、まだ政治のイロハがわからない勉強不足時代、3.11地震被害の後の福島の方々を怒らせる発言をしてしまった。が、それをしっかりと猛省し、7月に行なわれた参院選の街頭演説を福島で行なった際に堂々と有権者の方々へ謝罪をしている。街頭演説で謝罪なんてなかなか出来ないこと。数多くのデマが流れ、彼が代表を務める”れいわ新選組”を叩く人たちもいるが謝罪したのは事実。政治を本気で国民のために行なうには有権者の方々へ自身が誤ったことをしたと反省し頭を下げられるオトナな政治家になるべきだと痛感。謝罪せず風化するまで無かったことにする頭を下げられない政治家が多い中で立派。山本太郎氏はチェルノブイリへも視察に行っているぐらい本気で反原発を訴えていると最後に記載しておきます。反原発を掲げている政治家は数多い。が、一体どれぐらいチェルノブイリへ足を運んだことがある政治家はいるんでしょうかね……。

スターチャンネル公式サイト:https://www.star-ch.jp/drama/chernobyl/sid=1/p=t/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=chernobyl&gclid=CjwKCAjw7uPqBRBlEiwAYDsr1-BUQE82Ld3IqQcF6OiSTZOmwoVRxHUHCoKJEmRiqpief1hkg2mAWhoCNrMQAvD_BwE

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