『ジョーズ in コンサート』開催レポート

【以下プレスリリース文掲載】

ハリウッドが生んだ映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ。御年87歳を迎えた今日でもその精力的な音楽家としての活動は止まることがない。今冬にはあの超話題作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開が控えている。メガヒット作や人気作には必ず彼のスコアがあると言っても過言ではないだろう。新旧を問わず彼の創りだした音楽は映画ファン、音楽ファンをいまも魅了し続けているのだ。

先日もパシフィコ横浜国立大ホールで彼のアカデミー賞獲得作『ジョーズ』をシネオケとして甦らせた「ジョーズ in コンサート」が開催されたばかりだ。ホールの眼前に広がる海!潮の香り!これだけで開幕前からテンションがあがった。あまりにも有名なテーマ曲をはじめとするスリリングなスコアを余すことなく再現、観客に手に汗握らせたのは神奈川フィルハーモニー管弦楽団。指揮は齊藤一郎。時にダイナミックに、時に流麗に奏でられるジョン・ウィリアムズのサウンドに酔いしれる。

古い作品でもあり、これまで映画ではなかなか細部まで聴き取れなかったメロディが生のオーケストラの演奏によって掘り起こされていることになによりも驚かされた。こんなフレーズが隠されていたのか!何度も観た映画にもかかわらず発見の連続。近作を扱ったシネオケでは味わえない面白さだ。映画では大きな見せ場で流れる名曲「一番銛!」がアンコールで披露されると会場からは拍手喝采。こういったボーナストラックもライブならではのお楽しみである。生のオーケストラの演奏でしか味わえない映画音楽の魅力に観客たちもすっかり引き込まれていたのが印象に残った素晴らしいコンサートだった。

この「ジョーズ in コンサート」でタクトを振った齊藤一郎が再びジョン・ウィリアムズの世界に挑戦する。来月に開催が迫った「ジョン・ウィリアムズ ウインドオーケストラコンサート」だ。演奏は御存知、東京佼成ウインドオーケストラ。演奏曲には『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』『インディ・ジョーンズ』など誰もが知る吹奏楽の超人気曲がずらりと並ぶ。また、国内のコンサートならではの珍しい楽曲も披露される予定になっているというから楽しみだ。 20世紀が生んだ偉大な映画音楽作曲家、ジョン・ウィリアムズ。彼の生んだ名曲たちはまだまだエンターテイメント界の注目の的だ。 (映画ライター 酒井俊之)

「ジョン・ウィリアムズ」ウインドオーケストラコンサート
2019年9月1日(日)東京文化会館 大ホール

<今後のシネオケ(R)︎公演>

「ライオン・キング」ライブ・オーケストラ

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 シネマ・コンサート
スター・ウォーズ/最後のジェダイ シネマ・コンサート

<シネオケ(R)とは>
“大スクリーンでの映画上映 X オーケストラ生演奏による音楽” でお届けする新たなスタイルのコンサートがシネオケ。 映画のセリフや効果音はそのままに、劇中に流れる音楽をオーケストラが演奏。映像・音楽の迫力は、臨場感を増幅させ、記憶に残る名シーン・登場人物の心理模様までもがより鮮やかに響いてきます。ヨーロッパやアメリカで人気を博し、日本でも「ウエスト・サイド物語」「E.T.」「インディ・ジョーンズ」「ホーム・アローン」「アリス・イン・ワンダーランド」「美女と野獣」「ジュラシック・パーク」「007カジノロワイヤル」等の珠玉の名作が上演され、公演を重ねる度に熱烈なファンを築いています。

「シネオケ(R)」は、株式会社キョードー東京の商標登録です。

   
   

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