『暁に祈れ』<実録!タイの刑務所24時>特別映像解禁!


“地獄”と呼ばれた実在のタイの刑務所に服役し、ムエタイでのし上がっていったイギリス人ボクサーの自伝ベストセラー小説を映画化した『暁に祈れ』が12月8日(土)より全国公開する。今回、この刑務所で繰り広げられる“ヤバさ”全開のエピソードが次々と明らかになる、題して<実録!タイの刑務所24時>特別映像が解禁となった。

この刑務所に収監された唯一の白人である主人公ビリー・ムーアの視点を通して描かれるのは、超過密の大部屋で寝返りを打つと隣の人にぶつかってしまうようなすし詰め状態の中、朝起きたら隣の人は突然死/牢名主による“新入りへの洗礼”ともいうべき強制腕立て伏せ(妨害、ひやかし付き)/薬物の斡旋と引き換えに、商売敵である同僚への暴行を強要してくる看守/観ているだけでも生きた心地がしなくなる“恐怖の殺人予告”・・・と、思わず「タイの刑務所だけには入りたくない」と思わされるような驚愕のエピソードの数々だ。

『ジョニー・マッド・ドッグ』でリベリアを舞台に暗躍する反政府軍の少年兵たちの姿をバイオレントに描き、世界的評価を受けたジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督が本作の監督を引き受ける条件として提示したのが「タイで、実際の刑務所で、実際の囚人を起用して撮影する」という徹底したリアルの追求だった。撮影には1年ほど前まで実際に刑務所として使われていた場所がロケ地として使われ、囚人役のキャスティングにはFacebookのプロフィール画像をもとにスカウトを続けるなど特に時間をかけたという。そして、演技では完全に素人である彼らに、演技指導をする代わりに刑務所内での自身の経験を語ってもらうワークショップを行った上で、それが劇中のエピソードとして多く盛り込まれた。こういった<リアリティではなくリアル>が詰め込まれた、この映画ならではの戦慄の一端を味わえる映像となっている。

一方、そんな獄中をサバイブしていくことになるビリーを演じたのはイギリスの新星ジョー・コール。共演者のほとんどがごまかしのきかない実際の元囚人であることは、俳優として大きなチャレンジといえる中で、ボクサーを演じるために何か月もの肉体改造のすえ鋼の肉体を手に入れ、孤軍奮闘するビリーを熱演している。そのジョー・コールが、現地時間12月2日に発表された本年度英国インディペンデント映画賞で主演男優賞を受賞した。カンヌ国際映画祭男優賞作『ビューティフル・デイ』でのホアキン・フェニックスを抑えての受賞という快挙だが、同映画祭の授賞式に出席したジョー・コールは、授賞にあたってのスピーチで「この役を演じるにあたっては多くの準備が必要でした。僕は、ボクシングや麻薬中毒者について、学ぶ必要がありました。でも、ぜひとも挑戦してみたかったんです。僕は長い時間をかけ狂ったように練習し、タイの人たちから厳しい指導を受けました。毎日ボコボコにされていましたね。まるで毎日、一日の終わりに日銭をもらうような感覚の撮影でした。僕はリラックスして演技に取り組むことが多いんですが、この映画では違いました。撮影が終わって、やっと帰りの飛行機に乗れたときは最高に嬉しかったです。」と、元囚人達に囲まれての異色の経験と感慨を得られたことを語った。さらに、自身が演じた原作者のビリー・ムーアにも触れ、「残念ながら今夜の授賞式に参加できませんでしたが、彼はとても寛大で、すごく助けられました。僕は長い時間を彼と共にし、彼のことを知りました。彼はたくさんの意味で本当に素晴らしい人物です。」と最大限の感謝を贈った。

【ストーリー】
ボクサーのビリー・ムーアは、タイで自堕落な生活を過ごすうちに麻薬中毒者になってしまう。ある日、警察から家宅捜索を受けたビリーは逮捕され、タイで最も悪名高い刑務所に収容される。そこは殺人、レイプ、汚職が横行する、この世の地獄のような場所だった!死と隣り合わせの日々を過ごすビリーだったが、所内に設立されたムエタイ・クラブとの出会いが彼を変えていく。ベストセラー自伝小説をベースにした真実の物語。

『暁に祈れ』
12月8日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町、シネマート新宿ほか全国順次!
配給:トランスフォーマー
(C)2017 – Meridian Entertainment – Senorita Films SAS
公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/APBD/

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