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『ジュラシック・ワールド』コリン・トレボロウ監督インタビュー

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『ジュラシック・パーク』から22年・・・予期せぬトラブルにより『ジュラシック・パーク』では実現に至らなかった、地球史上最大のテーマパークが遂にオープンする。最新作『ジュラシック・ワールド』が、いよいよ本日公開!

今回は、本作で監督を務めたコリン・トレボロウ氏にインタビューを敢行!いろいろとお話を伺ってきましたので是非ご覧ください!

(インタビュアー:ジャンクハンター吉田)

今年公開された映画におけるベストワンを選ぶとなったら『マッドマックス 怒りのデス・ロード』かと思っていた。そんな矢先に飛び込んできた『ジュラシック・ワールド』の素晴らしい怪獣映画テイスト溢れるケレン味全開な演出に打ちのめされたことから、新鋭のコリン・トレボロウ監督をインタビューしてきた。

―― 作品を観てお世辞抜きで今年のベストワンでした! 新人監督の演出の背景にあった部分を紐解くべく監督自身のルーツを伺いたいと思うのですが、少年の頃はどういう映画をご覧になっていましたか?

トレボロウ 僕が子供のころは、スピルバーグの作品はもちろん、『スター・ウォーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズも好きでした。でも大人になるにつれてウッディ・アレンやフランソワ・トリュフォー、スタンリー・キューブリック、マーティン・スコセッシなどの作家性強い作品も観るようになりましたね。今回の『ジュラシック・ワールド』は、VFX満載の映画ですが、同時にしっかりと人間を描いた物語にしたかった。なので、これまで私が影響を受けてきた映画のすべてが混ざり合って、完成した作品になっていると思います。

―― ちなみにシリーズ第1作を初めて見たのは何歳の頃でした? 当時観た時の感想は如何でしたか?

トレボロウ 最初に見たのは16歳の頃ですね。とにかく圧倒されたのを覚えています。観客が子供に戻った気分になれるような素晴らしいエンターテイメントであり、同時に映画の可能性が大きく広がったと思いました。

―― 映画監督になろうと思ったきっかけは?

トレボロウ 小さい頃から映画が大好きでした。自分でも自主映画を撮っていましたし、編集して、どうすればストーリーをうまく構成できるかをいつも考えていましたね。そして私の父親がミュージシャンで、母親が写真家という環境で育ったこともあり、演劇やオペラ鑑賞に関わったりする時もありました。そんな経験が自然と映画製作の道につながっていたんだと思います。

―― もともとエンターテイメントの世界が好きだったんですね。

トレボロウ 育った環境からなのか「観客を楽しませたい」という思いはずっと持っていました。煩わしい日常を忘れ、別世界を心から楽しみ幸せな気分なれる。私の映画を観てくれた人にそういう気分になって欲しい、というのは常々思っています。

―― 監督の長編処女作である『彼女はパートタイムトラベラー』ですが、制作のきっかけは?

トレボロウ あれは堅い意志の結晶です(笑)。今回の『ジュラシック・ワールド』で一緒に脚本を書いているデレク・コノリーが『彼女はパートタイムトラベラー』の脚本を書いたんですが、それがまず素晴らしかった。なんとか監督させてくれとお願いしたら彼も乗ってくれて、配給会社に持ち込んでなんとか製作費を集められたんですけど……無名の面々で撮るわけですから少ない予算しか与えられなかったですね。それでも、素晴らしいストーリーを語るだけでなく、少ない予算の中でも高級感というか、お金がかかっているように見せるために苦労しました。

―― その映画のおかげで今回のオファーに繋がったわけですが、『ジュラシック・ワールド』のオファーがあった時はどんな気持ちでしたか? 宝くじに当たった感じ?

トレボロウ あはは。映画は宝くじと違って、仕事で返さないといけないですから(笑)。オファーを貰った時は、とにかくこの有名なシリーズ作品をヘタなものにはできない、という思いで必至でした。せっかくのチャンスですし、真剣に取り組まなければ意味がないと。そしてオファーを貰ってから2年半、やっとここまできました。様々な場所へ行っての長かったプロモーションも今日でようやく終わるんです!

―― ようやく日本のプロモーションが終われば、お疲れさま状態から抜け出せるんですね(笑)。ちなみにプロデューサーのスティーヴン・スピルバーグとフランク・マーシャルからは、監督するにあたって何か注文はあったんですか?

トレボロウ 彼らは長年この企画を実現させたかったんだけど、なかなかうまくいっていなかった。なので逆に「どうしたらいいと思う?」と聞かれたんです。彼らは皆さんもご存じのように、これまでハリウッドを代表する素晴らしい作品を作り上げ、そして僕も彼らをとても尊敬している。でも彼らは当事者ということもあって客観的な目線に立てていなかった。僕は彼らの息子のような世代。新しい世代からの目線を必要としていたんだ思います。なのでこちらの意見も真摯に聞いてもらえましたよ。

―― なるほど。トレボロウ監督の意見を多く受けてくれたからこそこそ、スタン・ウィンストンのスタジオ「レガシー・エフェクツ」やフィル・ティペット、そしてデレク・コノリーたちを『ジュラシック・ワールド』へ引っ張ってきて仕事できたんですね!

トレボロウ 今回は2世代間のコラボレーションだったと思います。スピルバーグの世代と我々の世代です。20年以上前に作られた最初の『ジュラシック・パーク』から4作目である最新作への橋渡し。それがこの作品の役目だと思っているんです。これから先は恐竜からただ逃げるというのはダメです。既に観客は何度も観ている。これからは新たな領域に入っていくと考えています。それを可能にする、未来へ進むための作品だったと思っています。

―― これは僕個人の意見ですが、昨年のハリウッド版『GODZILLA』で溜まったフラストレーションが今回の『ジュラシック・ワールド』ですべて解消された気がしました。

トレボロウ ありがとうございます(笑)。実はさっき他の方からのインタビューで指摘されて、私も初めて気が付いたんですが、ゴジラ映画って怪獣がチームを組んだり、助け合ったりする場面がありますよね。今回の『ジュラシック・ワールド』でも人間が恐竜とチームを組んだりして、日本の怪獣映画と通じるところがあります。これは怪獣映画の伝統に乗っ取っている部分もあるので、日本でもうまくいくのではないかという気がしています。

―― まさにそうだと思います。ちなみに、本作にイアン・マルコム博士役が印象深かったジェフ・ゴールドブラムが出演したがっていたと聞いたんですが、それって本当なんですか?

トレボロウ その話は私にも分からないですね……。でも彼の役はとても尊重しています。しっかりと役割があって出演するなら良いと思うんですが、今回は”ジュラシック・ワールド”というテーマパークにマルコム博士が訪れるとは考えにくかったんです。なので出演させる必要性は感じられなかったんですね。でも……実は良ーく映画を観るとマルコム博士は出ているんですよ。

―― え、本当ですか!? カメオ出演で?

トレボロウ そうです。マルコム博士の書いた本にさりげなく写真が載ってるんですよ。「カオス」という本をザラ・ヤング役のケイティ・マクグラスが読んでいるシーンがあるんですが、是非そこに注目してみてください。

―― それは気付きませんでした! 最後になりますが、もし『ジュラシック・ワールド』の続編にオファーがあった場合、また監督を続投したいですか?

トレボロウ 実は、そのオファーはすでに受けているんです。でも監督はもうしないつもりです。エグゼクティブ・プロデューサーの立場、そしてデレクと脚本は書くつもりなので、我々の考えるストーリーになるとは思いますよ。皆さんがまったく想像できないような新しい物を作っていくつもりですので楽しみにお待ちください!

『ジュラシック・ワールド』
8月5日(水)より全国ロードショー!
配給:東宝東和
公式サイト:http://www.jurassicworld.jp
(C) UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

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