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クリント・イーストウッド監督最新作『ヒアアフター』で感動的なフィナーレ!第48回NY映画祭レポート PART3

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クリント・イーストウッド監督『ヒアアフター』記者会見 
マット・デイモンらキャストが勢揃い






ニューヨーク映画祭が始まるとなんとなく秋の気配を感じられるようになるニューヨークの街。賞レースへ向けて上質な映画が次々に公開されていくのもこの季節で、ニューヨーク映画祭にはその年の賞レースに加わる有力作品が必ず含まれるため、国内外からの注目度も高い。特にニューヨークには世界各国から様々な人種が集まる事から、リンカーン・センター横にある映画が上映されるアリス・タリー・ホールで様々な言語が飛び交うのもやはりこの街ならでは。



クリント・イーストウッド監督最新作『ヒアアフター』で感動的に幕を閉じた第48回ニューヨーク映画祭。今年特に目立ったのは、アメリカ国外の作品の充実度。その中でも特にルーマニア、ロシア、チリ、韓国、といった経済面でも台頭してきている国の作品が良質だった事がとても興味深かった。逆に例年なら日本映画は必ず1つは選ばれるが、今年はゼロ(篠田正浩作品は別)。これからもっと様々な国で面白い映画が作られていく予感はしたが、日本映画にももうちょっと頑張って欲しい。
『猟奇的な家族(英題:We Are What We Are)』

パプア・ニューギニアの食人族等に影響を受けたメキシコ産ホラー映画。とは言っても、監督のホルヘ・ミッチェル・グラウは特にホラー映画を撮ったつもりはなかったという。人肉を食すための人狩りを行っていた家長を失い、残された家族がああでもないこうでもないと途方に暮れる様を恐ろしくもコミカルに描くファミリードラマ。ニューヨーク映画祭のラインナップの中でもとりわけ異彩を放っていた作品。
『アナザー・イヤー(原題:Another Year)』

ニューヨーク映画祭は常連のイギリスの巨匠マイク・リー監督最新作。ジム・ブロードベントとルース・シーン扮する老夫婦、そしてレスリー・マンヴィル扮する彼らの友人メアリーのある一年を四季ごとに見せていくコメディドラマ。おかしくてなんだか切ない、マイク・リー節の利いた一作。特にレスリー・マンヴィルは本年度の賞レースでいくつかの助演女優賞獲得が有力視されている。
『オールド・キャッツ(英題:Old Cats)』

ゴールデン・グローブ賞外国語映画部門にもノミネートされた『家政婦ラケルの反乱』のセバスティアン・シルバ監督最新作。静かに猫2匹と暮らす老夫婦イサドラとエンリケの元に、旅行から帰って来たヒステリックな娘が恋人ヒューゴを連れてきて家族にとって重要な話をはじめる中で起こる騒動を通し愛や痛みを描くコメディ。この監督の演出はツボにハマったら最後、とことん作品を好きになってしまうはず。それにしても最近チリ映画が熱い!
『ヒアアフター(原題:Hereafter)』

御年80歳のクリント・イーストウッドがスティーヴン・スピルバーグに指名されて監督したスピリチュアル・ドラマ。『クィーン』『フロスト/ニクソン』のピーター・モーガンが脚本を手掛け、サンフランシスコ、ロンドン、パリの3都市を舞台に、マット・デイモン扮するジョージ・ロネガンを含む登場人物たちが、それぞれに死後の世界の可能性を探求する様をリアルに描く。さすがイーストウッド、CGも多く、彼の作品としては意外ながらも、生と死という非常にパーソナルで難しい題材を繊細なタッチで描いている。
現地レポート:岡本太陽
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