『宇宙大怪獣ギララ』の話も!「葛飾柴又寅さん記念館」開館20周年&来館450万人記念イベントレポート

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国民的映画『男はつらいよ』シリーズを振り返り、撮影当時に使ったセットを体験し、寅さんの世界観が楽しめる「葛飾柴又寅さん記念館」が今年20周年を迎えた。6月22日には累計来場者数450万人を突破し、これを祝う記念式典が開催された。

記念式典には葛飾区や柴又にゆかりのある人物や同シリーズの監督を努めた山田洋次監督、そして寅次郎の妹さくらを演じた倍賞千恵子も駆けつけた。

[取材:畑史進]

450万人目の来館者となった松原さん親子は式典で山田監督から花束と記念品が贈呈され、その後感想を聞くとマイクに向かって元気よく「結構毛だらけ猫灰だらけ」という寅次郎がやけくそになったときの有名なセリフを言って会場を笑いに包んだ。

その後倍賞が登壇し「もう20年が経ったのかと思いますと色々感慨深いですね。これからも多くのリピーターの方にも来ていただいて、記念館の中身も充実して発展していけばいいなと思います」と今後の記念館に期待を寄せるコメントの後、山田監督は「1969年の庚申の日に寅さんがひょんなことから帰ってきて纏を回すというシーンから始まる映画でしたが、もうかつてのファンの方はお父さんお母さん、そしておじいちゃんおばあちゃんとなりました。映画シリーズはもうじき半世紀になりますが、この記念館は映画シリーズが終わっても多くの方に来場されることから渥美さん、寅さんがまだまだ多くの方に必要とされているのではないかと思いました。私もまだまだこれからも日本の下町の暖かさ、日本の原風景の素晴らしさを伝える映画を撮り続けたい」と今後の制作意欲を表した。

郵便局からは20周年記念のオリジナルフレーム切手の贈呈とテープカットが行なわれてが行なわれ式典は終了した。

■山田洋次監督、倍賞千恵子インタビュー

―――改めて20年経った感想をお願いします。

山田監督:20年経ったら忘れ去られることって多いと思いますが、このように記念館に多くの方が訪れているのを見ると渥美さんはなくなっても皆さんの心の何処かに寅さんは行き続けているんだろうなと思います。だからこの記念館が成功しているのは渥美清さんの記念館ではなく寅さんの記念館だからだと思います。渥美さんは寅さんという入れ込みから抜けましたが寅さんという人形はまだココにいるのでこれからも次の10年20年皆さんに楽しんでもらえる記念館になればと思います。

倍賞:今日は多くの方に来ていただいて本当にびっくりしているんです。まだまだお兄ちゃんは愛されているんだなぁと思います。渥美清さんはもういませんが寅さんはまだここにいます。私もリニューアルの度に来ているんですが、皆さんにもまた来ていただければなと思います。最近はさくらさんの銅像も出来たんでもっといらして下さい。

―――34作目の『真実一路』の冒頭の夢のシーンでギララが出ましたがあれは松竹サイドから使ってほしいという要望があったのですか?

山田監督:そうじゃないですね、かつては松竹でも怪獣映画に挑戦しようという機運があって僕がなんとか使ってやる機会がないかなぁと思って彼を起用したんです。

―――37作目の『幸福の青い鳥』で冒頭寅さんが萩まで列車に乗っていくシーンがありますが、あれは満州上がりの山田さんの思いがあってのシーンなんでしょうか?

山田監督:(笑いながら)よくご存知ですね。あれは確かに特別な思いがあります、特に山口県はね。満州引き上げのあと食料も医療も不足した貧しい時代に僕が過ごした思春期なんでたくさんの思い出がありました。間違いないです。

葛飾柴又寅さん記念館HP
http://www.katsushika-kanko.com/tora/

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