カンヌ国際映画祭『散歩する侵略者』ワールドプレミア上映実施!


国内外で常に注目を集める黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化し、2017年9月9日(土)に全国公開する。

現在開催中の第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、フランス現地時間5月21日(日)16:30(日本時間23:30)、ワールドプレミア上映が行われた。

今回の公式上映には黒沢清監督と出演者の松田龍平さん、長谷川博己さんが参加。松田龍平さんはデビュー作『御法度』以来17年ぶりのカンヌ、長谷川さんはカンヌ初参加となる。上映前のレッドカーペットでは、3人がタキシード姿で登場。世界各国のメディアと各地から訪れた多くの観客の声援に、笑顔で応えながら、会場に向かった。

公式上映時の挨拶では、黒沢監督は「本当に嬉しいです。この2人の大好きな俳優とこの舞台に立てたことがまるで夢のようです。カンヌ映画祭がこの映画の「個性」のようなものを目ざとく発見して選んでくれたのだと思っています。「個性」を発見されることが映画にとって一番名誉なことだと僕は考えています」とスピーチ。

次に松田龍平さんが一言目に「緊張しています」と話すと、観客からは温かい拍手が起こり、会場は一気に和やかなムードとなり、続けて「黒沢監督と一緒に撮影ができて、この作品の中で沢山の影響を受けました。黒沢監督と長谷川さんと3人で、ここでみなさんとお会いできたことをとても幸せに思います」と挨拶した。

長谷川博己さんは「ボンジュール。コモサバ? ジュマペール、イロキ アセガワ。ですが、本当の名前はヒロキ ハセガワです。「H」(アッシュ)を発音して下さい」とフランス語でジョークを交えて自己紹介。続けて「この場に立てて本当に嬉しいです。憧れの黒沢監督の作品に出演させていただいて、とても楽しい、刺激的な日々でした」と挨拶しました。その後、3人は超満員の観客とともにワールドプレミアを鑑賞。場内では何度も笑い声や歓声が起こり、上映後のスタンディングオベーションでは「ブラボー!」という声が飛び交うなど大きな盛り上がりを見せた。

【ストーリー】
行方不明の夫が戻ってきた。その夫が、衝撃の告白をする「自分は侵略者」・・・。
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」—真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?

『散歩する侵略者』
9月9日(土)全国ロードショー
配給:松竹/日活
(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
公式HP:sanpo-movie.jp

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