映画『MERU/メルー』ジャパンプレミア試写会にレジェンドクライマーたちが大集結!

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ヒマラヤ・メルー峰シャークスフィンに挑んだ男たちの、壮大かつ瞑想的な登頂を記録した映画『MERU/メルー』が、2016年12月31日(土)より全国公開となる。

公開に先駆け、12月8日(木)にTHE NORTH FACE主催のジャパンプレミア試写会が開催された。

イベントでは、本作のPRために来日を果たしたナショナル・ジオグラフィックの山岳カメラマンであり、世界的トップ・クライマーでもある本作の監督「ジミー・チン」が登壇。またゲストには、日本人として数少ないメルー峰の登頂者である登山家の馬目弘仁さんも登壇し、本作の魅力など貴重なトークを展開。さらには、世界の山々を征した日本を代表するレジェンドクライマーである「花谷泰広さん」「平山ユージさん」も登場し、壇上はイケメン山男たちの奇跡の大集結となった。

(写真:左から平山ユージさん⇒花谷泰広さん⇒馬目弘仁さん⇒ジミー・チン監督)

■同じくメルーのサミッター(登頂者)である馬目さんと一緒に今夜舞台に立ってどうですか?

ジミー:とても美しいメルーという山に登頂したという同じ経験を共有した方にお会いできてとても嬉しいです。

■この映画を作りたいと思った経緯は?

ジミー:まず、友人であり山岳の師でもあるコンラッド・アンカーへの私なりのトリビュートの想いで作りました。そして、なかなか一般の人には理解してもらえない「山に登る気持ち」を少しでも理解してもらい、経験をシェアしたいと思い作りました。

馬目:私はメルー峰に4度挑戦して頂上には立ちましたが、ジミーのように岩壁をダイレクトには登れませんでした。私の登り残した気持ちを彼が達成したという嬉しい気持ちと、懐かしい気持ちでいっぱいでした。

■山を登るだけでも大変なのに、撮影のカメラも持って行った中、この映画を作るのに苦労したところは?

ジミー:カメラをずっと担いで行くのはとても大変だったけど、それよりもいろんなアイデアを作品に詰め込み、きちんとストーリーがないと一般の方には楽しんでもらえないと思いました。またそれと同時に、山に詳しい人にも「これは本物だ」と思ってもらえるよう、2種類の観客に楽しんでもらえるような作品を作ることにとても苦労しました。僕にとって、15年間撮影も兼ねて登山にカメラ持って行くのは自然の事なんです。しかし、余計な荷物を持って行くことは負荷でもあり、本当ならばその分食事を持っていけるわけなので、自分にとっては大きなチャレンジです。毎日「途中で辞めたい」と思っていましたよ。(笑)

■サンダンスで観客賞受賞した気持ちは?

ジミー:本作が上映され、観客賞を受賞できたことは、メルー登頂と同じ喜びです。実は本作は3回編集していて、毎回新しいバージョンを映画祭に出品していたのですがいつも却下されていました。何度もチャレンジして得た賞だったのでとても嬉しかったです。

■クライマーとして一番大切なものはなんですか?

ジミー:チームメイトです。それと同時に、チームメイト同士の信頼感と共通のモチベーションを保つことです。自分だけでなくチームメイトもどれほどリスクを冒す気持ちがあるのか、ギャップがあるとうまくいきません。

馬目:4回のメルー挑戦では隊長をつとめてきましたが、やはりチームメイトとのパートナーシップや、いい仲間に恵まれたからこそ登れたのだと思います。

■クライマーとしての人生は?

ジミー:今の僕は純然たるクライマーの生活は送ってないと思います。若い頃は7年間、ずっと住所を持たず車の中で暮らしていました。山から山へ車で渡って野宿し、これだけ自分の人生をかけているとクライマーとしてのコミットメントの証でした。

■これから映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします

花谷: 2004年に大怪我をし、その後2006年に馬目さんと一緒に再挑戦した“私の人生を変えた思い出深い山”がメルー峰です。この映画を観てその時のことが思い出されました。みなさんにもぜひ楽しんでほしいです。

平山:2回観ました。お互い命をかけてあれだけの山を登る姿を見て、山はいいなと思いました。岩登りだけだと彼らのような経験はないので、羨ましかったです。すごく良い映画なので楽しみにしてください。いつかジミーとどこかの山に一緒に行きたいです。

ジミー:今日は本当にありがとうございます。僕にとってこの映画が日本で上映されることはとてもエキサイティングです。この映画を見て何か得るものがそれぞれあればと願っています。

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公式Facebook:https://www.facebook.com/meru.jp/
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『MERU/メルー』
2016年12月31日(土) より新宿ピカデリー/丸の内ピカデリー/
109 シネマズ二子玉川ほか全国ロードショー
(c) 2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.
公式HP:http://meru-movie.jp/

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