『蠱毒 ミートボールマシン』鋭意製作中!百合沙、西村喜廣監督登壇『ところで冷房効き過ぎじゃない?』公開トークイベントレポート

ところで冷房効き過ぎじゃない?

10月14日(金)渋谷区伝承ホールにて百合沙主演短編映画『ところで冷房効き過ぎじゃない?』の上映会が開催された。

同作品の監督を努めた山下征志監督の短編作品『世田谷区, 39丁目』が上映され、その後『ところで冷房効き過ぎじゃない?』が上映された。本作品はクーラーが効きすぎるオフィスから体調の違和感を覚えてトイレに行くが、どの階も満員でドアが閉まっている~というトイレあるあるをコメディタッチで描いた短編作品となっている。

本編終了後に主演の百合沙が登壇し、舞台上で「袖から観ていて観客の皆さんがどんな感想を持っているのか気になって変な汗が出ました」と会場に向けて挨拶のコメントを行った。その後本作品の監督を務めた山下征志監督を交えたトークショーが行われた。

トークショーで直線的なタイトルの由来について尋ねられると山下監督は「仮タイトルのままずっとそのままでいたんです。このタイトルも自分は気に入っていて、そのままロゴを作ってしまいました。『ところで』という言葉もその前があるわけで、言葉からその想像を掻き立てる」とコメントした。更にトイレについても「男女別れていないトイレあるじゃないですか、そういうトイレって扉に鍵をかけている赤印が見えますよね。なのに見ないで開ける人がわりとたくさんいるんです。確認してください!」という持論を会場の観客に向けて展開し笑いを誘った。

その後は西村喜廣監督の短編作品『yellow road』が上映された。本作品は視覚障害者のアサシンが戦い合うというユニークかつバイオレンスな作品で上映後は西村監督と百合沙と『yellow road』出演者の水井真希と山中アラタを交えてのトークショーが行なわれた。そして、百合沙がヒロインの西村監督最新作『蠱毒 ミートボールマシン』の話題へ。映像はまだ編集中とのことだが西村ワールド全開の作品となっており、今後の完成に向けて十分期待できる内容となっているようだ。

yellow-road

■西村喜廣監督×百合沙 独占インタビュー

蠱毒-ミートボールマシン

―――なぜ今ミートボールマシンを制作されたのですか?

西村監督:4年前にキング・レコードさんに『ミートボールマシン』の続編を作りたいって企画書を持ち込んだんです。思い入れがある作品だったので2を作りたかったんですが音信不通になってしまい。その後、『虎影』(2015)を撮り終わり『虎影2』を作りたいって話になって、「それなら『ミートボールマシン2』を作ろうよ」という流れになったんです。

―――これは以前のミートボールマシンの続編の作品ではないですよね?

西村監督:全然違いますね、最初の作品は雨宮慶太さんがクリーチャーデザインを手がけられていましたが、今回は僕も、西村喜廣という名前が人に知られる様になったのでデザインも監督も一人でやらせていただいております。

―――百合沙さんはなぜこのバイオレンスアクション映画に出る事になったんですか?

百合沙:オーディションのお話を頂いて、その頃は週刊現代さんでグラビア連載をやっていた頃で、映画に出たいなと思っていた時期でもあったんです。グラビア連載していると映画のオファーもいただいたんですけど、官能的なものが多かったんですが、ここで官能モノをやっても面白くないじゃないですか。それで受けてみました。

―――こういったジャンル物ムービーに出演するとは度胸が座ってますね(笑)

百合沙:撮影前にずっと脅されてました。血みどろになって中々落ちないよって言われて・・・本当に1週間落ちませんでした(笑)

百合沙

―――西村監督が百合沙を選んだポイントは何でしょうか?

西村監督:一番最初にオーディションに来たんですよ。もう一回会いたいとなったときに会ってこの人でいいかなと直感的に思ったのと、彼女はサバサバしているのが良いかなと。現場的にもおっぱいとか色々出すじゃないですか、そのときにも恥ずかしがらない所を見抜いてました。撮影時間もないですしね。

―――撮影期間はどれくらいでした?

西村監督:12日間・・・2週間はかからなかったかな。造形も1ヶ月ちょっとで終わらせました。超低予算なんで仕方がないですけど、他のキャストも皆で暖かく迎えてくれたので安心でした。

―――ジャンル映画でオファーを受けるとまた次もとなりますが、それも今後も受けていくつもりですか?

百合沙:受けますよ。今回血を浴びると聞いていたんですが、思っていたより浴びていなくて。実感もないんですよ。

西村監督:浴びている方だよ。あと百合沙がおっぱいを出すシーンがあるんですが、そこは必見ですよ!

―――西村さんの作品に出たらもう怖いものないでしょう?

百合沙:無いですね・・・。

西村監督:百合沙は役者として使いやすかったです。僕の映画に何回も出演している人と同じくらいすぐ現場にとけ込んでくれましたね。

百合沙:ありがたいですね。

西村喜廣

―――今回の撮影は覚悟されて望まれて、嫌なところはなかったと聞きますが、これだけは勘弁して欲しかったと言うのは実はあるんじゃないですか?

百合沙:寒いのだけは勘弁してほしいですね・・・あと今作は血を浴びるとは思ってなくて、自前のパンツと自前のコンタクトが血の色に染まってやっちゃったなぁ・・・と思いました。

―――ここだけは躊躇してしまったというシーンはありますか?

西村監督:無いですよ!作品を見ていただければわかりますが、すべてを出し切っております!キチガイ映画です!

―――西村監督の映画って百合沙さんは何をご覧になりました?

百合沙:『虎影』と『ヘルドライバー』を観ました。

西村監督:まだまともだね。この映画は最後には皆「お前ぇぇぇぇぇぇ!」って突っ込みたくなりますよ(笑)

―――作中では田中要次さんとどういう関係になるんですか?

百合沙:BoBAさんとは出会ってから思いを寄せるという役どころで、控室でも仲良くさせていただきました!

―――最後に、あまり馴染みのない映画ですが、本作はどういった方に観て頂きたいですか?

西村監督:もう長年馴染みがないと言われていますが(笑)。親子連れで仲良く観ていただきたいですね。全年齢対象です、サザエさんと同じです。嘘ですが・・・。

―――ありがとうございました(笑)

[取材:畑史進]

『蠱毒 ミートボールマシン』
2017 年全国ロードショー
配給:アークエンタテインメント
(C)2017 キングレコード
公式twitter:@kodoku_mb_movie

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