世界をヘタレから救え!!『ヘタリア まるかいて“大”感謝祭』レポート




2011年1月9日日曜日。何気に世界を席巻中のアニメ「ヘタリア」ホールイベント『まるかいて“大”感謝祭』が開催されました。会場は、神奈川県、横浜市、収容人数約5000人を誇るパシフィコ横浜の国立大ホール!会場は競争倍率4倍を勝ち抜いたファンの皆さんで満員御礼状態。膨らみきった風船の如くちょっと触れただけでも爆発しそうな勢いです。イベントはスペイン(井上剛さん)とちびロマーノ(金田アキさん)による観賞の際のご注意事項アナウンスからスタート!
まずは小西克幸さん(アメリカ)が登場。どうやら世界中が”ヘタレ”てしまい大変なことになっている!ということで緊急世界会議を招集しよう!と、安元洋貴さん(ドイツ)、高橋広樹さん(日本)、杉山紀彰さん(イギリス)、小野坂昌也さん(フランス)、甲斐田ゆきさん(中国)、高戸靖広さん(ロシア)、浪川大輔さん(イタリア)が次々と各キャラクターを演じながら登場。



どうやらヘタレを治すためにはステージの脇に設置された某「仮装」的なイメージのゲージを100までためると世界のヘタレが治るらしい(トニー談)ことが判明。具体案を出すことになるも迷走する会議!そこに折笠 愛さん(シーランド)が登場し、皆がシーランドの存在を見事に”スルー”する中、方向性は定まるどころか混迷と迷走は加速。
とりあえず日本的なあの言葉を使おうというということで日本の出番に「この件につきましては後ほど検討ということで」。うまくオチがついたところで、いよいよ『まるかいて“大”感謝祭』が本スタート!井上剛さん(スペイン)と金田アキさん(ちびロマーノ)の二人も加わり、本日のゲストがステージに勢ぞろいしてご挨拶。
安元さん「HEY!新年明けましておめでとうございます。ヘタリアのイカすイベントへようこそ!今日は盛りだくさんでございます。サクサクと進めていきたいと思います。浪川さん新年のご挨拶をお願いします。」
浪川さん「みなさ~ん!明けましておめでとう!ぱ~すた~!今日は最後まで楽しんでいってね!」
高橋さん「皆さま、新年のお喜びを謹んで申し上げさせていただきます。僭越ですが私、日本の声をやらせていただいております高橋広樹です(笑) 今日はよろしくお願いいたします。盛り上がりましょう!」



高戸さん「明けましておめでとうございま~す!今日は、ぼくたちと一緒にみ~んなひとつになろうね!(笑) 」
小西さん「ハッピーニューイヤ~~っ!アメリカの小西なんですけども、前回のイベントでやらせていただいたことを、もう一回ここでやろうかと思います。「さあこれから!このイベントでやってもらう皆の役割を発表するぞ!一階のみんなはオレの応援!二階のみんなはオレの応援!二階のみんなはオレの応援!え!?オレは何をするのかって?もちろん!ヒーローさ~っ!」よろしくお願いします!」
小野坂さん「じゃあとりあえずみんな脱いでみようか。」
ヤバイ方向に舵を取り始めた小野坂さんに対し、安元さんのさりげない緊急回避行動が入りご挨拶は甲斐田さんへ
甲斐田さん「ミナサン!ホントはワタシのうちの正月は来月くらいダケド、今日はミンナに合わせてやるアル。中国役の甲斐田ゆきです。今日はみんなと一緒に楽しみたいと思います。」
杉山さん「みなさん!ハッピーニューイヤー!女王陛下万歳!今日一日よろしくお願いいたします。」



金田さん「みんなキスしたってー!ちびたりあ、ちびロマーノ役の金田アキです。よろしくお願いします。」
井上さん「皆さん、あけましておめでとうございます。スペイン役の井上ゴー(剛)です!イベントなんて機会がないので、震えておりますけど(笑) ボクを初めて見る人も多いと思いますけど、みんな最後までゆっくりしてってやー!」
折笠さん「国土は小さいですが、みんな遊びにくるですよ!よろしくお願いします。」
さて、世界をヘタレの危機から救うため、ゲージを100%にするため開催された世界会議に応援コメントが到着!という触れ込みで、酒井敬幸さん(スウェーデン)、水島大宙さん(フィンランド)、下崎絋史さん(デンマーク)、岩崎征実さん(ノルウェー)、浅倉歩さん(アイスランド)らの応援・・・・というよりも”各人のネタ披露に終始”したビデオメッセージが上映され、最初はツッコミを入れていたゲストも、あまりにも自由な発想の応援メッセージに茫然自失の状態に。さすがにこのままではマズイ・・ということで原作の日丸屋秀和先生からいただいたコメントを甲斐田さんが代読。



日丸屋先生「イベントにお越し下さった皆さん。ヘタリアも思い起こせば早や4年になりました。皆さんの応援があったからやってこれたものです。イベントも嬉しいことに2回目ということで多くの皆さんと楽しい時間を共有できることを願っています。今日は目一杯声優さんのトークや会場の雰囲気を楽しんでくださいね。」
と、こんな感じで”ネタ”と”真面目”が激しく浮き沈む様相を呈したこのイベント。次は生アフレココーナーでゲージをアップを図ろう!第9話「スペイン親分とちびロマーノ」(井上さんと金田さん)、第26話「ねこたりあ」(安元さん、高橋さん、浪川さん)、銀幕ヘタリアより「シーランド登場」(杉山さん、浪川さん、折笠さん)を。そして、『銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)』よりピクト星人を”おもてなし”するシーンを全ゲストで挑戦!それだけでは芸がないということで安元さんの提案で役をシャッフルすることに。イタリアを杉山さん、ドイツを甲斐田さん、日本を小野坂さん、アメリカを安元さん、イギリスを高戸さん、フランスを浪川さん、ロシアを高橋さん、中国を小西さんという具合で、結果が全く読めない布陣で臨んだ生アフレコ。比較のためにオリジナルキャストによる生アフレコを続けてもう一回。



生アフレコ後、小西さんが一言
小西さん「フランスを浪川くんと聞き比べていましたけど、浪川くんのキスは軽い感じなんでけど、小野坂さんのは吸いつくようなキスでしたね(笑)」
小野坂さん「浪川くんのは日本のキスなんだよね。フランスのキスは、ちょっと唇も分厚いし ん~~~っポッ!」と熱いキスを実演。すると折笠さんから男性陣のキスを聞きたいというオーダーが。何故こうなったのか分からないまま高戸さん、小西さん、小野坂さん、杉山さん、安元さん、浪川さん、高橋さんの順でキスを披露し、キスのハードルをガンガンに上げられたトリの井上さんは折笠さん、金田さん、甲斐田さんに囲まれてのキス演技をする羽目に。



さて、ようやくイベントも折り返し。後半一発目は最新エピソードの先行上映、そして杉山さんによる「絶対不敗英国紳士(ジェントルマン)」、高橋さんによる「恐れ入ります、すみません。」の生ライヴ。




生ライヴで興奮の高みに入った会場。ここで、みんな忘れてしまっている感のある「世界をヘタレの危機から救う!」という本来の目的に立ち返るために、お客さんと一緒にみんなで旗を振ろう!さあ練習!ということで旗振りの講師として金田さんが登場。さらに、強力な助っ人として「ちびたりあ」が登場!!



ここで、金田さんが「ちびたりあ」と自身の声を使いわけながらレクチャーをするという究極の名人芸が炸裂。会場のお客さんと念入りに旗振りの練習をした後は、浪川さんの生歌にあわせて会場全員で「はたふって、はたふって」大盛り上がり。取材している身にも関わらず、なんだか誇らしい気分になりました。
と、気がつくと世界を救うゲージがいつの間にか100%に!世界が無事に救われたところで、イベントもいよいよ終わりの時間。ゲストからお別れのご挨拶となりました。

井上さん「スペイン役の井上ゴーです!イベントに来ていただいてありがとうございました。」
金田さん「こんなに大勢の方に来ていただいて、皆で旗振って、大勢の人の力ってすごいなと思いました。途中泣きそうになるくらいの感じでした。今度、また機会がありましたら「ちびロマーノ」のキグルミも作っていただいて、3人でやりたいと思います。今日はありがとうございました!」
折笠さん「私は新参者なんですがみんな暖かく迎えてくれて本当にありがとうございました。今日の帰り路、電車なんかで今日のことを思いだしながらほくそ笑んでください(笑) 今日はありがとうございました。」
高戸さん「今日は楽しい時間を過ごさせていただきました。皆さんも楽しかったですか?(会場「楽しかったー!」)前のイベントでもいいましたけど、皆さん気をつけて帰ってくださいね。」
小西さん「今日はハンバーガーを食べる隙がなかったので、本当はハンバーガーとシェイクを飲みながら来ようかと思ったんですが、冒頭からドラマだったのであきらめました。今日はアメリカっぽく髪型をちょっと作ってきたんですけど、時間が経ったら倒れてくるだろうなと思ったんですけど、意外に最後まで持ちました。これはですね根元を輪ゴムで留めています。皆さん自毛でやる時はこうして留めてください。すごく楽しい時間でした。旗を皆で振っているのはすごく壮観でした。ありがとうございます。今後ともヘタリアよろしくお願いします。」
小野坂さん「最初からこんなに盛り上がってくださるなんて思わないくらい声が聞こえて、ヘタリアのイベントどうなのかな~?と思ったんですけど(笑) 皆さんのおかげでうまく行きました。またイベントがあれば4倍の応募を潜り抜けて観に来てください。ありがとうございました。」
甲斐田さん「皆さんよかったら帰りにうちの別荘に寄って(肉まんを)買っていってください。寒いからカイロ代わりになると思います。年初めに縁起のいい一日になりました。また皆さんと盛り上がれる機会がありましたら是非来てください!再見!」
杉山さん「今日は皆さんの温かい声援をいただきましてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。2011年もヘタリアを応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました。」
高橋さん「ずっと言ってきたんですけど、よもやこんなことになろうとは。こんな大ごとにしちゃってこの先いいのかな?という思いがいまだにひしひしと抱いてはいるのですが、携帯の小さい画面で観ている方々や、そういう狭いところから、実際こうやって会って、そしてヘタリアという作品をこんなに一緒に愛していただいて、とても感慨深くて感激しております。ここまで来たら、行くところまで僕たちと行こうじゃありませんか。そんな皆さんの期待に応えられるようこれからも善処し続けたいと思います。」



安元さん「本日はありがとうございました。これが一発目のイベントという方もいらしゃるかもしれませんけど、年初めに良い思い出になりましたでしょうか。ヘタリアもいろいろとやってきまして、大袈裟な表現ではないんですけど、半ばライフワークみたいになっています。それもひとえに皆さんが応援してくれているからだと思います。本当にありがとうございました。」
浪川さん「ヘタリアという作品はみんなでやっているんですけど、ここまで大きくなって、こんなに自由に楽しくやらせてもらって、みんなのパーソナルが出るいい作品です。これからもヘタリアを愛し続けていただけたらと思います。ありがとうございました。」



イベントの最後はゲストとお客さんが一体となって「まるかいて地球」を唄って『ヘタリア まるかいて“大”感謝祭』は終了しました。

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