新海誠監督最新作 映画『星を追う子ども』舞台挨拶付試写会 レポート



4月26日、映画『星を追う子ども』の舞台挨拶付試写会が行われた。ゲストとして、新海誠監督、金元寿子さん、井上和彦さんが登壇した。デビュー作『ほしのこえ』から前作『秒速5センチメートル』まで、“心の距離”を丹念に描き続け、若者の絶大な支持を得てきた新海誠が今回挑むのは、本格ジュブナイル・アニメーション。美しい風景描写に定評のある新海作品。本作も世界の輝きを封じ込めたかのような美しい映像で、少女・アスナの冒険譚が語られる。



上映終了後となった舞台挨拶。ゲストの3人がステージに登場すると、場内は温かい拍手で包まれた。新海監督は最初の挨拶で「このアニメーション映画は沢山の人で作りました。今日は、僕がそれを代表して登壇させていただいています。僕の後ろに200人くらい人がいると思って聞いてください。」と述べ、一緒に作品を制作したスタッフへの敬意を表した。
新海監督作品に初めて出演した金元さんから「厳しい方なのかと思っていたら、新海監督は”怒”というものがないくらい、優しくて柔らかい方で、とてもリラックスさせていただきました。」と評された新海監督は「ありがとうございます。」と金元さんににこやかにお礼を述べ、その人柄の良さを伺わせた。
2回目の出演となる井上さんはアフレコ現場について「一言一言にこだわって、こだわり抜いて収録を進めていきました。何回か同じシーンを繰り返し録ったりするんですが、その度にどんどん良くなっていくのを感じました。」と述べ、新海監督とスタッフ、そしてキャストが一体となって本作に取り組んだ様子を語った。
新海監督は舞台挨拶の最後、会場を和ませながら本作に込めた想いを次のように述べた。
「僕は10年近く前、『ほしのこえ』という作品を作って、小さな劇場からアニメーション作りを始めました。このように作品を作らされて続けているのは、『ほしのこえ』の頃から支えてくださった皆さんのおかげです。全力で放ったボールのつもりですので、この作品をどのようにお感じになったのかをネットに書いてください。検索してみますので(笑) 今日は本当にありがとうございました。」
映画『星を追う子ども』は5月7日からシネマサンシャイン池袋・新宿バルト9ほかにて全国で公開される。
『星を追う子ども』
5月7日、シネマサンシャイン池袋・新宿バルト9ほかにて全国ロードショー
【あらすじ】
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」 そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出るー
原作・脚本・監督:新海誠
作画監督・キャラクターデザイン:西村貴世
美術監督:丹治匠、音楽:天門
声の出演
金元寿子(「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「侵略!イカ娘」)
入野自由(『千と千尋の神隠し』)
井上和彦(「NARUTO」)
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:メディアファクトリー、コミックス・ウェーブ・フィルム
公式サイト:http://www.hoshi-o-kodomo.jp/
(C)Makoto Shinkai/CMMMY

関連記事>>
・新海誠 最新作『星を追う子ども』第2弾ビジュアル公開!
・映画イラストをフォトショップレイヤー形式で収録!『星を追う子ども』イラストデータ入USBセット鑑賞券 発売決定!
・新海誠監督最新作『星を追う子ども』コミカライズ決定!『月刊コミックジーン』 連載第五弾も大公開!
・新海誠最新作『星を追う子ども』キャストに金元寿子、入野自由、井上和彦が決定!キャストのコメントも到着!
・ついにオフィシャル情報解禁!!新海誠 最新作『星を追う子ども』2011年5月全国ロードショー公開決定!!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました