新シリーズ本格始動！ 『アップルシードⅩⅢ～遺言～』初日舞台挨拶 レポート

6/13(月)、新宿ピカデリーにて、劇場リミックス版「アップルシードⅩⅢ～遺言～」初日舞台挨拶が行われた。ゲストには、浜名孝行監督と、デュナン･ナッツ役の坂本真綾さんが登壇した。

「アップルシードⅩⅢ（サーティーン）」は、「攻殻機動隊」などで知られるSFコミック界のカリスマ・士郎正宗の人気コミック「アップルシード」を全13話（＝サーティーン）で構成した完全新作アニメシリーズ。今回の「アップルシードⅩⅢ～遺言～」は、オリジナルシリーズ13話の前半1～7話を劇場用にリミックスしたもの。
この劇場版の公開のタイミングを合わせ、現在、ニコニコ動画・バンダイチャンネル他でオリジナルシリーズ第1話「楽園の終わり」が配信中で、今後、順次配信される予定。また、7月6日(水)からはBlu-ray・DVDが全6巻で順次リリースされる。

満席の客席の前に登場した浜名孝行監督と坂本真綾さんは、まず、初日を迎えられた喜びと感謝の気持ちを述べた。本作について、山寺さんとの共演した感想について聞かれた坂本さんは「初めてご一緒したのが20年くらい前、私が子役だった時でした。それ以来、ずっと親子役が多かったんですけど、最近は、相棒的な役が増えてきて。昔から知っている安心感といいますか、(山寺さんが)お兄さんのような存在で、安心して収録できました。」と語った。
今回の劇場リミックス版とオリジナルシリーズの違いについて。という質問に浜名監督は「(劇場版に)1～7話が全て入っているわけではないので、シリーズにしかないストーリーがあります。説明されていない部分がシリーズの中では描かれているので、リミックス版を観てからシリーズ版を見ていただくと、より深い「アップルシード」の世界が見ていただけると思います。」と答えた。また、劇場版でしか使われていない音声や映像も沢山あることも明かし、今回の「アップルシード」の世界が、深く、そして見応え十分であることをアピールした。

デュナンを演じるにあたり、どのようなことを意識したか。という質問に坂本さんは「”小娘感を出して欲しい”といわれ、少し子供っぽさを残した無邪気な女性で、大人っぽくならないことを気をつけていた。」と今回のデュナンのキャラクター像について答えた。舞台挨拶の最後、「アップルシード」のファンと、これから「アップルシード」の世界に触れる皆さんへのメッセージとして、浜名監督と坂本さんは以下のように語った。
浜名監督「ようやく、ここまできました。後篇も着々と作っている最中です。すごく良いモノが上がる予感がしています。そちらも、是非楽しみにしていてください。」
坂本さん「原作、今までの映像化作品、沢山の「アップルシード」ファンの方がいらっしゃると思います。デュナンにも、いろんなイメージをお持ちだと思います。この作品では、監督の言葉を信じて、”小娘感”を頑張って絞りだしてみました。皆さんに受け止めていただけたら嬉しいです。劇場では、多くの方と大きなスクリーンで時間を共有できる楽しさがあると思いますので、劇場に足を運んでいただけたらと思います。」
「アップルシードⅩⅢ～遺言～」は、東京：新宿ピカデリー、大阪：なんばパークスシネマにて、期間限定平日レイトショーで上映中。6/27(月)からは、名古屋：ミッドランドスクエアシネマで上映がスタート。また、上映劇場限定で、士郎正宗描き下ろし額装プリモアート(高品質複製原画)付の「アップルシードXIII」Blu-ray vol.1が発売中。
「アップルシードⅩⅢ～遺言～」
スタッフ
原作：士郎正宗「アップルシード」（青心社刊）
監督：浜名孝行
シリーズ構成：藤咲淳一
制作協力：プロダクションI.G
制作：ジーニーズアニメーションスタジオ
キャスト
デュナン：坂本真綾　　　
ブリアレオス：山寺宏一
「アップルシードⅩⅢ」公式サイト：http://appleseed13.jp
(C) 2011 士郎正宗／青心社・「アップルシード XIII」製作委員会