映画レビュー 運がなければ、即、死亡!!映画『ロシアン・ルーレット』



ゲラ・バブルアニ監督が05年に手懸けた初長編作品『13/ザメッティ』を自身の手でハリウッドリメイク。オリジナルではモノクロ映像だったのをカラーに変更、新キャラの登場、人気スターの起用…といった完全パワーアップしてのリメイクだが、ストーリーは基本的に変わらない。
病気の父を抱えながらも家族を養う貧しい電気修理工の青年ヴィンス(サム・ライリー)ら17人の男たちは、大金がある仕事を求めて森の奥に存在するある館にやって来る。そこでは円になって目の前の男の後頭部に向けて銃の引き金を引く集団ロシアン・ルーレットが行われようとしていた!!17人の男たちはプレイヤーとして集められ、醜悪な金持ちギャンブラーは彼らに大金を賭ける。成り行きで参加してしまった主人公ヴィンスの運命は?!
狂気に満ちた凶悪サヴァイバル・ゲーム=ロシアン・ルーレットの描写はオリジナル版同様にハラハラドキドキの緊迫感を味わせてくれるが、一つの場所に集まる豪華スターを観ているだけでも十分に楽しめるのでは?!アクションスターとして大活躍中のジェイソン・ステイサムは身体を張ったアクションを抑えて英国紳士的な味わいが印象深く、ミッキー・ロークもアウトロー的魅力を存分に感じさせる!!他にも人気ラッパーの50セントことカーティス・ジャクソン、ステイサム&ロークと『エクスペンダブルズ』で競演したデヴィッド・ザヤス、新日本プロレスや今は無きPRIDEのリングで活躍した日本でも馴染み深い格闘家ドン・フライは端役で出演!!それにしても人気者ステイサム…最終的には主役の若手サム・ライリーを完全に喰ってしまったな…。ステイサムの最後の活躍、要注目だ!!
レビュアー:佐々木 貴之
ロシアン・ルーレット
6月18日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
CAST
ヴィンス・フェロー:サム・ライリー  
ジャスパー・バッジェス:ジェイソン・ステイサム
パトリック・ジェファーソン:ミッキー・ローク
ロナルド・リン・バッジェス:レイ・ウィンストン
ヘンリー:マイケル・シャノン
ジミー:カーティス・“50 Cent”ジャクソン
アイリーン:エマニュエル・シュリーキー
STAFF
監督・脚本:ゲラ・バブルアニ
製作:リック・シュウォーツ、アーロン・カウフマン、ヴァレリオ・モラビート
共同製作:イリアナ・ニコリック
製作総指揮:ブライアン・エドワーズ、ジャネット・ビュアリング、マギー・モンティース
共同製作総指揮:ジョン・マイケルズ
製作総指揮/UPM:キャロライン・ヤズコ
撮影:マイケル・マクドノー
プロダクション・デザイナー:ジェーン・マスキー
キャスティング・ディレクター:アヴィ・カウフマン
コスチューム・デザイナー:エイミー・ウェストコット
2010年/アメリカ/97分/カラー/シネマスコープ/DOLBY DIGITAL/原題:13
字幕翻訳:川又勝利/PG-12
提供・配給・宣伝:プレシディオ
(C)2009 ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:http://www.russian-roulette.jp
twitter:@syouritsu_1per












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