映画レビュー イケメン俳優たちが壮絶な喧嘩バトルに挑んだ話題作!!『ギャングスタ』

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新堂冬樹の初のヤンキー小説を川野浩司監督が映像化した青春ヤンキー・アクション映画。主演は人気TVクイズ番組『クイズヘキサゴンⅡ』にて慶應大学卒業のインテリ・イケメン俳優としてブレイクした崎本大海。そんな彼が最弱ヤンキーぶりを見事に好演しているのだ!!

中学時代はパシリだった軟弱男・銀二(崎本大海)が偏差値20のヤンキーが集う明王工業高校に入学。銀二は、イケメンでケンカも強いが部類の女好きでナン
パばかりしている白石力(久保田悠来)に出会い、彼なら校内ナンバー1のヤンキー=ギャングスタになれると考えて説得する。力はギャングスタの称号を求め
てケンカに明け暮れる日々を送る…というお話。

ヤンキー映画…ということで見せ場はもちろんケンカ・バトルだ!!それも、単なる殴る蹴るだけの地味で単調なアクションではない!!とにかくキレ味バツグ
ンで迫力も持ち合わせた見応え十分のアクションシーンに仕上がっているのだ!!机で殴りかかったりといった破壊力、格闘技色を取り入れてみたり、プロレス
技(ジャーマン・スープレックス)を披露したりというように従来のヤンキー映画とは一味も二味も違ったこだわりのある格闘アクションが大きな魅力なのであ
る。とにかく随所にこのようなケンカ・バトルが散りばめられており、観る者を飽きさせない作りとなっているのが何よりも好感だ!!そして、中でも崎本と極
真空手チャンピオンでもある武井あいとの男女タイマン格闘シーンは異色で、武井の空手仕込みの回し蹴りをはじめとする攻撃は圧巻だ!!

面白いのはアクションだけではない!!明王高校四天王や敵対校である第一高専のボスといったキャラクターはユニークでインパクトが強く、個性をしっかりと
描いて面白さを味わわせてくれるのだ!!また、保健室の先生がセクシーな魅力を感じさせ、若くて可愛らしい女教師が登場…というようにエンターテイメント
性を前面に押し出していることが面白さに結びついているのだ!!

また、この手の作品には相応しいと言える男同士の友情をしっかりと描いているのも素晴らしい!!

イケメン役者が大いに暴れまわる本作。アクション映画やヤンキー映画を好む男性はもちろん、女性でも存分に楽しめること必至の痛快エンターテイメント作品だ!!

レビュアー:佐々木 貴之

『ギャングスタ』
2011年2月12日(土)よりシネマート六本木ほか全国順次ロードショー!

<STORY>
天下のヤンキー高校・明王工業。気合いたっぷりで登校した新入生の銀二(崎本大海)だったが、四天王候補の竜二(袴田裕幸)にボコボコにされていたところ、女教師の真耶(平田弥里)をナンパしている白石力(久保田悠来)と運命的な出会いを果たす。
見かけはイケメンチャラ男の力だが、喧嘩はとんでもなく強かった! 銀二は彼をギャングスタに仕立て上げようとするが、力はガールフレンドの由美(ゆき)や保健教員の綾(藤浦めぐ)の気を引くことに夢中でまったく興味を示さない。
だがそんな力も「イケメン高校生イチ強い男」と言われる現・四天王のサクラザカ(佐々木喜英)への対抗心を燃やし、ついその気になってしまう。最大の敵は謎のイケメンクリスチャンで、四天王にもっとも近い男・赤星(滝口幸広)……。     
こうしてギャングスタの栄冠をつかむため、銀二と力の戦いが始まった!

監督:川野浩司
脚本:蒲田幸成(『ビートロック☆ラブ』『書の道』)
原作:新堂冬樹「ギャングスタ」(徳間文庫刊)
主題歌:「今だけ人生ロックンロール」三人サイトー
制作・配給協力:アフロディーテ
ギャングスタ製作委員会:ポニーキャニオン/Thanks Lab.
宣伝:ユナイテッド エンタテインメント
配給:Thanks Lab.
2010年/日本/87分/HD/ステレオ

公式サイト:http://www.gangsta-movie.com

(C) 2011ギャングスタ製作委員会

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