10月から放送されるTVアニメ「君と僕」。放送に向け制作中の現場から、浅羽悠太役：内山昂輝さん、浅羽祐希役：木村良平さん、塚原要役：小野友樹さん、松岡春役：豊永利行さん、橘千鶴役：入野自由さんら、メインキャストの皆さんに、アフレコ現場の模様や、役柄について伺ってきました。
—演じているキャラクターの魅力について。
入野さん「千鶴の魅力は無邪気な笑顔と、爽やかさです。他の4人のキャラにはないものを持っている、そこが魅力だと思います。」
木村さん「祐希の魅力は、自分勝手なところです(笑) 自分勝手で、意外に甘えん坊なところを可愛いなと思っていただけたらいいなと思います。」
豊永さん「春の魅力は、非常に穏やかで心優しい子なんですけど、きっと天然なんだろうな、というところです。そこを女性の方に見ていただいて、狙ってではなく、結果として母性をくすぐる感じになればいいなと思っています。」
内山さん「悠太は、とても”ぬぼ～”とした感じで無口な子です。でも、たまに弟思いのところも見せたり、冷静な所もありつつ、人をよく観察しているのかなという、いろんな面を持った男の子です。そのギャップが魅力なんじゃないかなと思います。」
小野さん「要は、一見、このチームのまとめ役とか、ツッコミ役みたいなポジションなんですが、実は不器用なりに頑張ってやっていて、できない所も沢山ある、そのギャップをうまく演じられたらいいと思っていますし、女性がそこをいいなと思っていただけたら嬉しいです。」
—役を演じてみての感想と、演技のポイントを教えてください。
入野さん「千鶴は、第三話で初登場だったんですが、初登場とは思わせない、まるで1話からいたかのような(笑) そういうものを持ち合わせたキャラだと思っていたので、その雰囲気を出せたかなと思います。とにかく、声を大きく！元気に！皆さまに「ウルサイなこいつ」と思ってもらえるように演じました。」
木村さん「第一話の時は、自分のやりたい芝居もあるけれども、他のメンバーとの兼ね合いで、どういう形になっていくのかということがあったので、スタッフとすり合わせながら作っていきました。第二話の時は、第一話に録ったものを少し聞かせてもらって、「こういう感じだったな」と思いながら演じて、第三話になって、全員が揃ったことで、ようやく息をつかめてきたなと思っています。これから楽しくなりそうだなとワクワクしています。」
豊永さん「(作品の)雰囲気は、”ほんわか”しているというか、言葉に言い表せない感じの空気感がでているんじゃないかと思います。
それに相反するように、現場の空気は、”くっちゃくちゃ”で面白い感じになっています(笑)
実際に春を演じてみて、一話、二話の雰囲気が、すごく穏やかで、30分という時間をのびのびと使っているので、時間がゆっくり流れる作品になるんじゃないかと思います。
三話で千鶴が登場したことで、千鶴のハチャメチャ感に、ちょっと振り回されるメンバー。という雰囲気が出ていたので、この先が楽しみです。」
内山さん「悠太に関しては、収録が始まる前までは、如何に力を抜いて喋るかということを考えていました。僕は普段から大きな声は出さないので(笑) いつも通りでいいかな？と思っていたんですが、いざ収録となった時、スタッフから「もう少し感情が現れるように演じてください。」ということでしたので、今は、力を抜きつつ、感情を表現するということを考えてやっています。」
小野さん「一話・二話とやってきて、ツッコミであるからには、“場”を締めなければならないというのがあったんですが、この「君と僕。」に流れる、ゆったりとした雰囲気の中でのツッコミとなると、全開でやるとちょっと違うのかなと思ったので、スタッフとツッコミのさじ加減をすり合わせながら作っていきました。千鶴が三話で登場して、(千鶴が)思っていたように、”高い”ところから来てくれるので、それより”下”なテンションでツッコむほうがバランスが取れるのかな？というのが見え始めてきたので、“千鶴込み”での作品の空気感を作っていけたらなと思っています。」
—淡々とした日常を表現するにあたって、どういった点に注意して演じていますか。
入野さん「三話が初登場だったんですが、現場の雰囲気は既に出来あがっていたので、そこに飛び込んでいって、如何にその雰囲気を”一回崩す”かということを考えて演じました。
みんながスローに演じている所を、クラッシュして、テンポを作っていく。でも、あまり考え過ぎずに日常会話の雰囲気を保つ、ということを考えています。」
木村さん「「君と僕。」では、絵ではなく、役者の芝居を優先してくれているので、僕ら自身がキャラクターを活かそうと思って演じた芝居が、ほぼそのまま絵に反映されています。その部分は(作品の)空気感に一役買えているのかなと思っています。」
豊永さん「最初にスタッフから言われたのは、原作でもそうなんですが、春が、女の子っぽいところがあるので、そこをあまり意識し過ぎないでいいということでした。
なので、一度、僕の中で作った春のイメージを第一話から崩していく作業に入っていたので、崩しながらメンバーと和んでいっているという感じです。」
内山さん「最初に言われたのは、半分プレスコに近いかたちで、5人の掛け合いの中で生まれたものを大事にして、それを絵に反映させるということでした。
なので、例えば収録の休憩中にみんなでお喋りしているような雰囲気、それに近いものを作っていけたらいいなと思っています。」
小野さん「何も起きていないのに、なんでそれを観たくなっちゃうのかな、というように視聴者の皆さんに思ってもらうために、この空気感を大事にするように心がけています。」
—自分が演じているキャラ以外で気になるキャラを教えてください。
小野さん「全部演じたいです！その中でも、春の声が無理しても出なかったりするので、憧れます。普段、(豊永さん演じているのを)みていても「かわいいな」って思ってしまうんです(笑) なので、春みたいな可愛いキャラを、いつか演じられたらと思っています。」
内山さん「絶対やれないのは千鶴でしょうね。なので、千鶴をやりたいです。」
豊永さん「僕は猫が大好きなので、アニメ本編の合間合間に出てくる、猫を演じたいです。」
木村さん「祐希が一番好きなので、演じさせていただいているんですが、一番(僕が)楽に演じられると思うのは千鶴だと思います。バカでウルサイのは得意なので(笑) 祐希以外で演じるとしたら千鶴だと思います。」
入野さん「いつか、東先生みたいな、豊かな懐を持った役を演じてみたいなと思っています。」
—ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
入野さん「この作品の独特の雰囲気、日常を観て、ほんわかと雰囲気に流されていくのを楽しんでいただければと思います。」
木村さん「原作からのファンも多いので、僕らも緊張しながらやっています。アニメならではの魅力を乗せつつ、僕らキャストの仲の良さみたいなものも反映させながら、作っていければと思っていますので、そこもひとつの魅力として楽しんでいただけたらと思います、」
豊永さん「このメンバー5人が若いです！こういうキャスティングをしてくださったスタッフの皆さんに感謝をしています。是非、我々5人が、次の世代を担っていくような感じになったらいいな～と少し思っていたりするので、そういう意味も含めて、これが若い僕たちが作りあげた「君と僕。」です！ということを伝えていきたいなと思っています。」
内山さん「若いということでは僕が一番若いので、元気いっぱいにいかなくちゃいけないんですけど(笑) ラジオをやっていて、原作ファンの方から「アニメ化されて嬉しいです」とか聞くと、改めて良い作品にしたいなと思います。原作の雰囲気と、アニメならではの表現が合わさって、よりよいものが出来つつあるので、期待してください。」
小野さん「夜も遅い時間に、こうしたゆっくりとした作品を観ていただくので、視聴者の皆さんに、ゆったりとした時間を届けられたらと思います。是非、温かいお茶なんかを飲みながら観ていただけたらと思います。」
「君と僕。」
.テレビ東京毎週月曜 深夜1時30分～ 10月3日より放送スタート
.テレビ大阪毎週火曜 深夜2時05分～ 10月4日より放送スタート
.テレビ愛知毎週木曜 深夜2時30分～ 10月6日より放送スタート
.テレビ北海道毎週水曜 深夜2時20分～ 10月5日より放送スタート
.テレビせとうち毎週水曜 深夜1時50分～ 10月5日より放送スタート
.ＴＶＱ九州放送毎週火曜 深夜2時28分～ 10月4日より放送スタート
原作：堀田きいち（掲載 月刊『Gファンタジー』スクウェア・エニックス刊）
監督：神戸守
シリーズ構成：吉田玲子
キャラクターデザイン：音地正行
プロップデザイン：島村秀一
美術監督：甲斐政俊
美術設定：青木智由紀 イノセユキエ
色彩設計：木村美保
撮影監督：高橋宏司
編集：瀬山武司（瀬山編集室）
音楽：Elements Garden
音響監督：清水勝則
アニメーション制作：J.C.STAFF
製作：「君と僕。」製作委員会
キャスト
浅羽悠太：内山昂輝
浅羽祐希：木村良平
塚原 要：小野友樹
松岡 春：豊永利行
橘千鶴：入野自由
佐藤茉咲：佐藤美由希
東晃一：鳥海浩輔
あきら：梶裕貴
かおり先生：中島沙樹
WEBラジオ「君僕ラジオ 放課後ラプソディ」配信決定！
パーソナリティは浅羽悠太役：内山昂輝さん、浅羽祐希役：木村良平さん
詳細 http://www.animate.tv/radio/kimiboku
公式サイト：http://www.kimiboku.tv/
公式Twitterアカウント：kimiboku_anime
(C) 堀田きいち／スクウェアエニックス・「君と僕。」製作委員会
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