映画レビュー 最強エイリアンと海兵隊員たちの壮絶なバトル!『世界侵略:ロサンゼルス決戦』



世界各国で侵略を開始した最強エイリアンと海兵隊員たちの壮絶なバトルを描いたジョナサン・リーベスマン監督作品。ストーリーは至ってシンプルで、本編開始から約10分過ぎたあたりからクライマックスまでをほぼド派手ド迫力シーンで埋め尽くしているのだ!!だから、殆どのシーンが見せ場!!この徹底ぶり、誠に素晴らしい!!
海兵隊員がエイリアンをマシンガン連射で撃退するが、エイリアンもかなり凄まじい破壊力を発揮する!!とにかくアクションシーンはスピーディーかつアップテンポで描き、ストーリーが進展するにつれて派手さが増大。銃撃、大爆破、飛行物体による砲撃、至近距離での接近戦…どれをとっても見応えバツグン!!


アクションシーンの中にも役者たちの熱い演技合戦が観られ、さらに見応えを感じさせてくれる!!また、「かつて自身が指揮する隊で部下を死なせてしまったことを忘れる日はない」と過去の重荷を吐露して苦悩するナンツ二等軍曹(アーロン・エッカート)、何があっても生き抜くこと、死んではいけないと絶叫するハリス伍長(Ne-Yo)、といった人間らしさをはじめ、家族や仲間との絆を描いている点も素晴らしい!!また、海兵隊員たちとともに行動する民間人家族の父親ジョー(マイケル・ペーニャ)が勇気を出して目の前の銃を手にとってエイリアンを撃退したものの殺されてしまい、その息子がこんな状況から逃げ出したいと泣き叫ぶが、主人公に激励されてからは強く前向きな気持ちで乗り切ろうとする成長ぶりも大いに注目して頂きたい!!
本作はドキュメンタリー・タッチの戦争ドラマの趣向が取り入れられているのも特色。本作は人間同士の戦争ではなく、史上最強のエイリアンが相手ということを念頭に置いて観るとさらに恐ろしさを感じられることだろう…。
レビュアー:佐々木貴之
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』
2011年9月17日(土)公開
監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス
ブリジット・モイナハン、マイケル・ペーニャ、Ne-Yo 他
原題:World Invasion: Battle Los Angeles
公式サイト:http://www.battlela.jp
上映時間:1時間56分 / PG-12

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